コンプライアンス

「コンプライアンス」とは通常「法令遵守」のことであるといわれていますが、法令のみならず社会一般的に求められる倫理やモラルのことです。
日本版ビッグバンに伴う諸制度の改正や、金融業務の多様化・専門化などに伴い金融機関の経営は大きな変革期を迎えています。こうした激変の中では、各種法令を遵守することが経営上の最優先課題であると認識しています。
当JAにおきましては、業務の公共性や社会的使命を常に認識するとともに、法令や社会的規範の遵守はもとより、健全な経営による信頼性の確立のために努めています。

経営陣の認識と行動

　経営陣は、法令遵守の徹底がJA経営上の最重要課題であることを十分認識し、職務の執行において各種法令等に違反のないよう自らが努めております。
総代会・理事会・監事会等に附議する重要な事項は、法令、定款、諸規程に則り、組合長主宰のもとに部長、室長以上の職にあるものをもって構成する企画経営会議の場において、あらゆる角度から審議しています。また、事業計画に関連した重要施策の推進や制度の制定や改廃など重要な事項については、支店長並びに課長に周知徹底しています。

組織内への周知と浸透

　法令遵守の体制づくりには、経営陣から組織全体に浸透させる必要があります。そのために、課長、支店長以上の職にあるもので構成する業務推進会議や組織内のさまざまな会議などの機会を通じて法令遵守の考えを徹底させるように努めています。

検査体制の充実

　複雑な金融取引に携わるそれぞれの担当部署が、さまざまな法的規制を検討するノウハウを高めることが重要で、法務関係の教育研修を通じて、トラブルを未然に防ぐ努力をしています。
また、法的紛争の防止や処理など種々の法務リスク管理のため、検査体制の充実に努めています。

内部監査体制

　内部牽制組織として、独立した監査室が定期的に厳正な業務監査を実施し、事務水準向上と事故の未然防止の徹底を図っています。事務の監査につきましては、監査室による各部店の監査に加えて、部店内でも定期的な自主点検を実施しており、それらが相互に補完しあうシステムになっています。
また、高度化・複雑化する事務に精通する要員の育成にも努めています。